糖尿病
糖尿病とは、臓器から分泌されるインスリンというホルモンが正常に働かないために血液中の糖が増える病気です。食事をすると血液の中に糖分が増えます。この糖分を脂肪細胞などにしまいこみ血液中の血糖値を調節するのがインスリンというホルモンです。しかし、この脂肪細胞が大きくなりすぎると細胞はインスリンに対して感受性が鈍くなり、糖の取り込む程度が悪くなります。こうなると糖分は行き場をなくし、血糖値があがってしまいます。これが糖尿病の原因です。糖尿病は、血管障害や神経障害などの合併症をひきおこす恐ろしい病気です。
糖尿病には、主に1型と2型があります。1型の糖尿病は生まれつき、細胞がなんらかの原因で破壊されているためにインスリンの分泌が不足し血糖値が高くなってしまうものです。それに対して2型の糖尿病は食べすぎによる栄養の過剰摂取や運動不足によってインスリンが分泌されてもそれが十分に働かないために血糖値があがるものです。糖尿病の原因の大半が2型です。実際、日本人の糖尿病の95パーセント以上が2型糖尿病です。2型糖尿病は、生活習慣に気をつければ防ぐことができます。肥満の状態になったら放置せず早めに摂取カロリーなどの食事のコントロールをするようにしましょう。
まず、一日の総摂取カロリーは1600カロリーにおさえましょう。そして、脂分は消化のいい乳化した脂肪をとるようにしましょう。牛乳やバターがおすすめです。これを1日30グラムを目安にとるようにします。繊維の固い野菜や香料野菜、脂肪の多い魚肉、アルコール飲料、ソースなどは控えるようにするとよいでしょう。食べてよいものは、じゃがいも、ほうれん草、トマト、やわらかく煮た野菜の裏ごし、鶏肉、かれい、ひらめ、きす、さよりなどの脂肪の少ない魚肉、豆腐、牛乳、卵、果物などです。たんぱく質は一日60グラムから80グラムまでを目安にとるようにしましょう。
こうした食事のコントロールを怠ると肥満がすすんでしまうので注意が必要です。肥満体系のうちでも特に内臓に脂肪がつくタイプのリンゴ型肥満は糖尿病の発症に大きく影響してしまいます。肝臓などの内臓に脂肪がつくと脂肪肝になったりするおそれもあります。にも関わらず、リンゴ型肥満は内臓に脂肪がたまっているのが目に見えないので、放置しがちな点も注意すべきところです。自覚症状がなくても年に1〜2回は健康診断を受け、病気を早期発見することが必要です。